13-15日にかけて開催された「水面の盆」。連日、お天気にも恵まれ大盛況のちに幕を閉じました。順を追ってご紹介していきますと・・
イベント前日12日も晴れ。ひなたに出るとじりじりと焼け付くような日差しでイベント会場となる三隈川に飛び込んだらさぞ気持ちよかろうと思われるお天気の中、右建物下あたりに設置された遊船での準備にとりかかりました。 会場は8隻の遊船を左右4隻ずつ横につなぎ、真ん中に板を敷いて水上ステージへと続く道が設置されています。ちょっとしたウォーターフロントの町のような雰囲気がとても新鮮で、これを見た途端、暑さも忘れ一気にわくわくした気分に。さっそく準備した備品等の設置に取り掛かります。 遊覧船として(対岸からの渡し舟としても)利用する三隻の遊船には韓国のファイバーアーティスト、李さんの作品がデコレーションされました。何種類もの布や糸をつむいで出来上がったうつくしい作品。 李さんの韓国の伝統的な布地を用いた作品をステージの背景に飾る。風にたなびく色彩豊かな布が空の青、川の青に映える。 協賛お礼の札(杉板)。ダーツの景品やダーツの矢の針部分の製作なども協賛していただきました!ちなみに矢の羽部分は青々とした杉の葉。とことんスギだらけ。 以前レポートした杉ダーツも船内に設置していきます。このダーツの的、たくさん用意していましたので、的としてだけでなく、重ねて椅子として座ったり、おつまみを載せるお盆、お皿代わり、ダーツの矢を立てる台になったりと多様な使い方が出来て大活躍でした。 入り口には杉のつき板をのれん代わりに飾り、杉の葉も少々あしらって。 杉のれんが風にたなびいて とっても涼やかです。 杉ダーツのスケッチと実際に出来上がったもの。完成したダーツ的に「お~っ!いいねえ~」「すごーい。」という感嘆の声が上がります。イメージ図どおりのものになったのでかなり感動的でした。 電球のシェードも杉で!今回もお留守番役でお祭りには参加できなかった溝スギ氏が作ってくださいました。実にかっこよくて杉ダーツ船、お洒落な雰囲気になってきました! 遊船の配置と杉ダーツをデザインしてくださった根路銘(ネロメ)さん(右)とスタッフ参加の日田っ子、しほさん。根路銘さんは香山壽夫建築研究所の所員さんで日田市民会館の建替え工事のため東京よりいらっしゃってます。(新しく生まれ変わる市民会館が杉をふんだんに使ったスギダラな建物になるそうなので、完成した暁にはレポートしなければ!) イベント当日はORIONビールを片手に(←沖縄のご出身)、ダーツ班の隊長として次から次へと途切れなく訪れるお客さんを切り盛りしておられました。ほんとに大人気でよかったですよね!大変お疲れさまでした~。 3日間のお祭りの成功祈願を行いました。 とてもキレイな夕暮れ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 当日(13-15日) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○水上ステージイベント イベント初日はちんどんやさん!と酒天童子太鼓のパフォーマンス。写真を撮り損ねてしまいましたがアコーディオンの新井武人さんの歌声喫茶も。 JAZZ演奏に沖縄民謡(大城美佐子さん)。川面に響き渡ってゆったりとした時間が流れていきます。フィナーレは川筋太鼓(写真なし・・)で盛り上がりました。 観客船のみなさん。屋台で買ってきたものなどを持ち込んで、ステージを楽しんでおられました。 ちなみに屋台のメニューには「たらおさ」(乾燥した鱈と干したけのこを煮たもの。日田のお盆料理)、「だご汁」、「きじめし」と郷土料理も並びました。どれもおいしかった~! ○むかしむかし船 日田の古い写真を飾ったり、なつかしの紙芝居を上演したりのノスタルジックな船。紙芝居は隈診療所の宮崎先生が熱演されました!まずは正解したらおかしがもらえるというなぞなぞで子供たちの心を鷲掴みに。さすがです。演目は「黄金バット」などの昭和のにおいがするものばかりなのですが、子供たちは微動だにせず先生の巧みな語りに聴き入っていました。どの時代にも通用する 人を惹きつける魅力が紙芝居にはあるのだなあと感心してながめていました。 先生のレアなコレクションのひとつ、「紅玉」。何やら意味深なタイトルですが、外国人のアンリーさんとまゆみさんという女性忍者が出てくるお話。昭和28年(だったかな)ころにつくられたものだそうで、このころの紙芝居には内容がOKだったらもらえる認印がタイトルのところに押してあるそう。そもそもアンリーさんが忍者をやっていること自体、意味が分からないし、シチュエーションに異議アリな気がしなくもないのですが、興味をそそられる紙芝居には間違いないので上演時には絶対観に行きます!と言っていたのですが、いつやっていたか分からないくらい忙しくしていたので結局見逃してしまいました。かなり心残り。いつか観客を募って再演をお願いしたいです(本気で)。 ○杉ダーツ 小さい子供からおじいちゃんおばあちゃんまで楽しんでいただけたようでほんとに大人気でした! ご家族連れもたくさんお越しいただいたのですが、ことごとく外す息子を見ていられなくなったお父さんが「ちょっと貸してみろ」と出てきてよい景品を射止める!なんていう場面もありました。さすが家長。1等は焼酎や下駄という豪華景品ということもあり再度挑戦していくお客さんも結構いらっしゃいました。なんだかハマッてしまいますよね、こういうの。 地元の小学生の男の子が昨日来て杉ダーツが楽しかったからと翌日も再び遊びに来てくれたり、連泊の旅館のお客さんがこれまた連チャンでいらしてくれたり。かなり盛り上がった杉ダーツ。ほんと大成功でした!!チャレンジしてくださったみなさまありがとうございましたー! ○スタッフのみなさん (左) このイベントの首謀者である「たかまネット」のお三方。(中央)スタッフTシャツ「ひたT」。前に「ひたのかわであそんだり」、後に「ひたのやまであそんだり」と入っている。(右)浴衣姿の女性もお出迎えしてました。見逃したかたは来年こそぜひ! (左) バルスギさんと高田さん。バルスギさん、2日目は司会までこなしていらっしゃいました。さすがです。(右) ( 左)カフェチームのみなさん。(中央)杉ダーツ船のバーコーナー。イベントスタッフがかなり売上に貢献していたという噂。(右)写真が暗くて申し訳ないのですが、スギダラメンバーの幹スギさん、三宅さん、空さん、さわちゃん、山川さん(写真がない!ごめんなさい!!)もスタッフ参加してくださいました。ほんとにありがとうございました! そして我々。テーブルクロスの生地の余りをエプロンにしてはりきりました。 スポットライトを浴びながら景品交換所で立ち働く薫スギさん。暑い中ほんとにお疲れさま~。 そしてエプロンモデルのような立ち姿がキマッているイケ杉さん。祭りフル出動。小道具作成からバーテンダーまで何役もこなしました。お疲れ様でした! そしてなんと宮崎よりヨシダケ先生とはるすぎさんも駆けつけて下さいました!わさわさしていてゆっくりお話できなかったのがとても残念でしたが(’幸’の新たな伝説はちゃんと拝聴いたしました)、こうして遠路遥々訪ねてきてくださってとてもうれしかったです。ありがとうございました!!はるすぎさんにはバーに入っていただいたりしてホントに助かりました。心よりお礼申し上げます~。 杉ダーツでは1等を射当てたはるすぎさん。その後挑戦したヨシダケ先生も負けじと?1等をゲット。お二人とも日田の焼酎をお持ち帰りいただきました!(右の写真:見事に射止めた難易度の高い的を指差して、勝利品を片手ににっこりするはるすぎさん。) ○夜の景色 夜の杉シェードはこんな感じ。船の手すりにはほおずきランプも飾りました。(風でだいぶ飛ばされてしまって残り少ない状態になってますが、川面にぷかぷか浮かぶほおずきもなかなか風情があってよかったです。)日がくれてからはペットボトルで作った灯篭を点灯。 三日間のお祭りはこうして終わりました。準備から本番まで余り時間がない中、日田の若者達はやってくれました!懐かさが漂う雰囲気の中に若者達の自由な発想が盛り込まれて、「新しさ」も感じさせるお祭りで、地元の人たちはもちろん、観光客の方達にも大変楽しんでもらえたようです。 私達スギダラメンバーも杉ダーツ船スタッフとして、皆でわいわいモノをつくっていく楽しさ、祭りを盛り上げていく楽しさを味わいながら、新しい杉の見せ方、魅せ方、遊び方をアピールすることができて大変満足しております。また、杉の面白さ、人々を惹きつける魅力を私達自身も再認識することができましたし、『祭りと杉はよく合う』 ということも実感致しました。 今回私達を水面の盆スタッフとして加えてくださった日田っ子の皆さん有難うございました。そして遠方よりお手伝いに来てくださったスギダラの皆様、大変お疲れ様でした! 水面の盆は今後も続くお祭りになるそうですから、来年もまたよろスギお願い致します!きっと更に進化した杉ダーツが見られることでしょう! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 水面の盆は福岡の情報番組に生中継で取材されたり、新聞にも掲載されたりもしました。 ○西日本新聞 日田玖珠版 2006/8/15(火) ○大分合同新聞 日田玖珠版 2006/8/15(火)←空さん、さわちゃん載ってます!
by sugikyu
| 2006-08-23 21:25
| イベント
|
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